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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年6月4日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:国営Antam、製錬所建設プロジェクト資金26億US$の外部調達を模索

 2012年5月31日付け地元紙等報道によれば、インドネシア国営非鉄鉱山会社Antamは、政府が2014年に施行を予定している鉱物資源高付加価値義務に対応する各製錬所建設プロジェクトに必要な資金総額約40億US$のうち65%に相当する26億US$の資金に関して、自己資金を除き、以前示されていた社債発行や融資コンソーシアムからの借入に加え、他の外部からの資金調達も検討していることを明らかにした。検討中の資金調達先は、輸出信用機関(Export Credit Agency)ローン、プロジェクト・ファイナンス、グローバル債発行などとなる。これは、Alwin同社長が示したもので、債券市場の不調などにより、外部資金調達の必要性が浮上したとの理由が述べられている。
 Antamがこれまで示してきた計画では、自己資金以外では、総額4兆ルピア(約4億US$)の社債発行や一部のプロジェクトの銀行借入による資金調達が進められてきた。この時点での資金計画の見直し検討は、政府による5月以降の鉱石輸出規制や輸出税課税が、少なからず資金計画に影響を及ぼしているものと思われる。なお、報道によれば、Antamの現在の自己資金額は5兆ルピア(約5億US$)となる模様。
 現在Antamが着手又は計画中の主要製錬所建設プロジェクトは、以下の6件。
1. Mempawah スメルター・グレード・アルミナ・プロジェクト:投資計画額10億US$
2. Tayanケミカル・グレード・アルミナ・プロジェクト:投資計画額4.5億US$
3. 南カリマンタン・スポンジ鉄プロジェクト:投資計画額1.5億US$
4. Halmaheraフェロ・ニッケル・プロジェクト:投資計画額16億US$
5. Pomalaaフェロ・ニッケル・プロジェクト(拡張):投資計画額4.5億~5億US$
6. Mandiodoニッケル銑鉄プロジェクト:投資計画額3.5億~4億US$

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