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ニュース・フラッシュ

2012年6月11日 バンクーバー 片山弘行

加:ヌナブト準州政府、ウラン政策綱領を公表

 ヌナブト準州政府は、2012年6月6日、ウラン鉱業に対する均衡の取れた姿勢を維持することを目的にウラン政策綱領を発表した。本政策綱領は、数か月にわたる協議、研究、検討を経て、策定されたものである。
 発表されたウラン政策要領によると、ヌナブト準州政府は、同州の人口増加に対応するための潜在的な収入源として鉱業を重要とみなしており、また雇用の供給源としても重要とする一方で、以下の原則を条件としてウラン探鉱・採掘活動を支持するとしている。
・ ヌナブト準州で採掘されたウランは、平和的かつ環境に責任を有する目的にのみ使用される。
・ ヌナブト準州居住者が、ウラン探鉱・採掘活動の主要な受益者でなければならない。
・ ウラン探鉱・採掘に関わる労働者及びヌナブト準州居住者すべての健康と安全が、国家基準により守られなければならない。
・ ウラン探鉱・採掘に際しては、特に土地、水、野生生物に対する環境基準が確実なものとされなければならない
・ ウラン探鉱・採掘は、ヌナブト準州居住者、特にウラン開発地に近いコミュニティの支持を受けていなければならない。

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