ニュース・フラッシュ
2012年6月11日
モスクワ
大木雅文
ロシア:コルィマ鉱床の地質調査に5億2,000万ルーブル超の連邦予算割当
2012年6月6日付け現地報道では、マガダン州政府広報によると、同州コルィマ鉱床での地質調査に対する2012年連邦予算からの資金手当は1億230万ルーブル増加し、5億2,550万ルーブルに決定した。地下資源利用者の資金による地質調査は245万2,600ルーブルを予定し前年並みである。
鉱業の多様化と新規鉱床開発に伴い、2012年の利用に供される同州地下資源区域リストに入ったのは、亜鉛、鉛、銀、銅、鉄、カドミウムの地質調査、探査、採掘対象のクナレフスカヤ有望鉱床、オムスクチャン地区ナチャリノエ鉱床(錫、タングステン)及びガリモフスコエ鉱床(石炭)、ハスィンスキー地区ヘチンスコエ鉱床(錫、銀)、オラ地区ロリンスカヤ鉱床(銅)及びタリニコワヤ鉱床(銅、モリブデン、金、銀)、セヴェロ・エヴェンスク地区フリチャンスキー産炭地域(石炭)及びチャイブヒンスコエ鉱床(褐炭)、オラ地区メルコヴォドネンスコエ鉱床(褐炭)である。
また、2012年は、プリマガダニエのオセンネ・オクシンスコエ・モリブデン鉱床、オラ地区ウルチャン錫鉱床及びスレドネカン地区イカン・バスチオン・タインストヴェンヌィ錫鉱床の競売の公告が予定されている。
さらに、2012年はオモロン山塊における鉄鉱石探査作業の完了を予定している。これらの地下資源区域は、予測資源量の認定後、競売にかけられる。
2012年、貴金属及びその他鉱物の採掘量の拡大が見込まれており、予算上の計画値は金19.2 t、銀785 t、石炭45万tなどとなっている。
