ニュース・フラッシュ
2012年6月11日
サンティアゴ
縫部保徳
アルゼンチン:鉱山企業と政府が鉱物輸出再開に向け交渉
メディア報道によると、鉱山企業とアルゼンチン連邦政府は鉱物輸出再開を巡り交渉を行っている。2012年4月に経済省が船積日から15日以内に輸出代金を為替市場で売却決済するよう命令してから金・銀・銅など金属鉱物の輸出が全面的に停止された。輸出停止以前の輸出額は4.5億US$/月であった。その後、政府は15日の期限を30日に延長したものの、金属含有量を精錬所で査定され最終的な価格や輸出代金が決まる金属鉱物には意味がないと鉱山企業側は述べている。Mayoral鉱業庁長官及び業界団体は経済省に対し、決済のプロセスには少なくとも180日はかかると説明、陳情した。経済省側は輸出代金の決済期限を180日+30日にするか、または精錬所により輸出額が決定された日から30日以内にするかの、2案を検討中である。
