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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年6月11日 調査部 渡邉美和

中国:湖南省衡陽、アジア最大級の鉛蓄電池製造センター建設

 現地報道によると、湖南省衡陽にアジア最大の鉛蓄電池製造センターが建設される見込みである。「衡陽の経済発展環境は良好であり、豊富な金属資源も有している。産業は連係を持って集中し、アジア最大の鉛蓄電池製造生産センターになりえる」と、2012年6月8日、中国瑞達電源有限公司の設立10周年記念式典の席上、瑞達集団の胡家達董事長は集団の発展目標を掲げた。
 中国瑞達電源有限公司は2002年に設立され、技術革新や生産能力の増強などを行い、現在では、密閉式蓄電池生産販売一体型企業として、工場を深セン、東カン、衡陽、などに5つ保有するまでになっている。大きく、電池材料、貴金属など4つの生産品グループを持ち、2007年には中国の蓄電池企業として初めての米国資本市場への上場を行っている。
 現在、同集団では、5万t/年の鉛蓄電池電極板と200万kVAの蓄電池を生産する工場を衡陽に建設中で、これらが完成すれば、アジアで最大級の鉛蓄電池製造生産センターになる。

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