ブラジル：2011～15年の鉄鉱石投資、450億US$

　ブラジル鉱業協会(IBRAM)は、ブラジルの2011～15年の鉄鉱石投資が450億US$で、これまで(2010～2014年の投資額の見込み)の392億US$から増加すると予測している。ブラジルの2011年の鉄鉱石生産は4.67億tであったが、2012年は約5.1億tになるとみられる。IBRAMの予測は、新興国を中心とした鉄鋼需要の増加と価格上昇が背景にあるが、一方では欧州経済危機、中国経済成長減速も見られ、今後の鉄鋼需要の伸びが押さえられる可能性もあるとしている。鉄鉱石の企業別生産では、Valeが322.6百万t、CSNが29.5百万t、ペレットは、SAMARCOが24百万t、Ferrous Resources社が23百万tであった。なお、2011年の鉄鉱石輸出は、鉱物資源輸出額の84％を占めた。