ニュース・フラッシュ
2012年6月18日
リマ
山内英生
ペルー:Humala大統領、反鉱業運動の原因として貧困や環境問題を指摘
2012年6月12日付け地元紙等によると、Humala大統領はスイスで開催された国際労働機関(ILO)の総会で演説を行い、ペルー国内で相次いで展開されている反鉱業運動は、政治やイデオロギーの問題だけが原因ではなく、その奥にある格差や貧困問題、環境問題の存在を否定することはできないとの考えを示した。また、鉱業に対する信頼感が失われたのは、政府が鉱物資源を開発する地域住民の生活レベルの向上を成しえなかったことが原因だと説明した。
その上で、現在、政府は鉱業との新たな関係を構築中であり、この新たな関係とは信頼関係を築くことを意味していると説明した。
