チリ：大規模銅鉱山2011年操業コスト、前年比11％増

　COCHILCO(チリ銅委員会)年報によると、CODELCOと大手民間鉱山10社の2011年操業コスト指数(2005年を100とする)は224.4となり、前年の199.6から12.2％増加した。増加率が大きかったのはAnglo American Norteの37.7％(385.9から531.5)、Quebrada Blancaの36.1％(169.4から230.6)、Escondidaの31.8％(258.4から340.6)である。一方で、CODELCO(209.7から207.3)、Candelaria(149.1から136.4)、Los Pelambres(192.7から180.8)は減少した。
　2011年、選鉱プラントへ給鉱された銅鉱石の平均品位は0.88％で、2010年の0.98％から10.2％下がったが、リーチング処理された鉱石の平均品位は0.85％で前年の0.82％より3.7％上昇した。