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ニュース・フラッシュ

2012年6月19日 シドニー 伊藤浩

豪:NSW州財務大臣、炭素税導入による損失補償を主張

 2012年6月13日付け地元紙等が伝えるところによれば、NSW州のMike Baird財務大臣は連邦政府Wayne Swan財務大臣に対し、2012年7月1日から適用される炭素税によるNSW州への影響を補償するため15億A$の要求を行ったことを伝えている。Mike Baird財務大臣は、鉱物資源利用税(MRRT)導入の際に州のロイヤルティ収入が補償されたように、今般の 炭素税導入によりNSW州が受ける損失をカバーするだけの補償を連邦政府に要求した。Mike Baird財務大臣は2011年試算した2015/16年時点の炭素税導入による損失額9億440万A$に加え、更に5億5,000万A$の損失が見込まれると主張するとともに、特にNSW州が所有する電力会社への影響や、学校や病院における電気代上昇による影響が大きいことを主張している。

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