ペルー：Yanacocha社、Minas Conga金プロジェクト開発計画の修正を受け入れる方針を発表

　2012年6月20日付け地元紙等によると、Yanacocha社のBenavides社長は、Minas Conga金プロジェクト(Cajamarca県)に対して実施された国際的専門家らによる外部評価の内容に基づき、現地において利用可能な水資源量を増やすことを目的に、先ず人口湖や貯水池の建設を行い、その後鉱山建設を行う方針を口頭で政府に伝えたことを明らかにした。
　環境影響評価(EIA)では、プロジェクトの対象地域にある4つの湖の合計水量(130万m³)を貯水池の建設等によって350万m³に増加することが計画されていた。しかし、外部専門家らの提案はこれを1,400万m³に増加するというもので、同社長は、この提案に基づき努力を行う方針を示した。
　一方、これらの追加的な工事を行うことから、当初2014年としていた操業開始が早くても2015年あるいは2016年にずれ込むとの考えを示した。