ニュース・フラッシュ
2012年7月2日
メキシコ
高木博康
グアテマラ:エネルギー鉱山大臣が鉱業法改正法案の国会提出を表明
2012年6月22日付け業界紙等によると、グアテマラÉrick Archilaエネルギー鉱山大臣は、鉱業公社の創設、ロイヤルティの引上げ等を内容とした鉱業法改正法案を7月に国会に提出することを表明した。
鉱業公社の創設に関し、グアテマラ鉱業会議所会頭は、政府に鉱山を経営できる能力を有するとは思わないと否定的なコメントをしている。
ロイヤルティの引上げについては、既に2012年2月から政府と鉱業会議所との合意で1%から4%(Gordcorp社の保有するMarlin金・銀鉱山については5%)へのボランタリーでの引き上げを実施しているが、それに法的根拠を持たせるものである。
この他、同改正法には、鉱業開発における地元との合意形成のための鉱業委員会の創設、閉山時の環境への対策に関する補償制度の創設等を盛り込んでいる。
同国においては、Goldcorp社の保有するMarlin金・銀鉱山及び地元資本のEl Sastre金鉱山が操業し、加Tahoe Resources社の保有するEscobal銀プロジェクト、Goldcorp社の保有するCerro Branco金・銀プロジェクト及びロシアSolway Groupの保有するFenixニッケルプロジェクトが開発中である。
