ニュース・フラッシュ
2012年7月9日
リマ
岨中真洋
ペルー:2012年上半期、鉱業プロジェクト開発21件のEIAを承認
2012年7月3日付け地元紙等によると、エネルギー鉱山省は、2012年上半期に鉱山企業19社に対して合計21件の鉱業プロジェクト開発に関する環境影響評価(EIA)を承認した。これら21件の開発プロジェクトの投資予定総額は100.23億US$を上回るものとなっている。このうち、特に規模の大きなものがMinas Conga金プロジェクト(50億US$)、Cerro Verde銅鉱山拡張プロジェクト(36億US$)等となっている。なお、前年(2011年)同期には15社に対して合計19件のプロジェクト開発に関するEIAが承認された。
一方、探鉱の実施許可に関しては、2012年上半期には44社に対して合計58件のプロジェクトに関する環境影響申告書(DIA)が承認された。DIAの承認範囲では、ボーリング調査を20本まで実施することが可能である。一方、より多くのボーリング調査を含む段階の進んだ探鉱活動を行うには環境影響概要評価(EIASd)が必要だが、2012年上半期、政府は23件の探鉱プロジェクトに関するEIASdの審査を行った。
