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ニュース・フラッシュ

2012年7月9日 メキシコ 高木博康

グアテマラ:鉱業・農林水産業協会と政府とが鉱業法改正案についての会議を設置

 2012年7月4日付け業界紙等によると、グアテマラ鉱業・農林水産業協会(GIEG)は、同協会とエネルギー鉱山省(MEM)との間で鉱業法改正案について協議するための会議を設置した旨発表した。
 MEMは、2012年6月、関係者間で2012年2月に合意したロイヤルティのボランタリーでの引上げの法制化、鉱業公社の創設、鉱業開発における地元との合意形成のための鉱業委員会の創設、閉山時の環境への対策に関する補償制度の創設等からなる鉱業法改正案を2012年7月に国会に提出する旨公表した。
 これに対し、GIEGは、鉱業公社の創設は、産業の活性化につながらないとして慎重な検討が必要である旨主張している。
 なお、加Tahoe Resourecs社がMEM高官から確認したところでは、鉱業公社の創設の目的は、鉱山を国営化することでは無く、公社と新規投資企業とがJVを組むことで、現在環境NGOの抗議行動等により困難な状況にある鉱山開発を促進することにあるとのことである。

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