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ニュース・フラッシュ

2012年7月9日 ロンドン 北野由佳

英:2012年の鉱業におけるビジネスリスク、資源ナショナリズムが2年連続一位

 監査法人Ernst & Young(以下E & Y、本社:ロンドン)は2012年7月8日、鉱業が直面しているビジネスリスクを分析した「Business risks facing mining and metals 2012-2013」を発表した。同報告書によると、2012年の鉱業ビジネスリスクランキングのトップ10は、1位から10位まで昇順に、①資源ナショナリズム、②技能不足、③インフラへのアクセス、④コスト・インフレ、⑤設備投資計画の実行、⑥社会的営業免許、⑦価格と通貨のボラティリティ、⑧コスト管理とアクセス、⑨利益の共有、⑩不正・腐敗という結果であった。資源ナショナリズムが、2011年と同じくリスクランキングの一位であることに変わりはないが、E & YのMichael Elliot氏によると、資源ナショナリズムのリスクは2011年より深刻化している。また、今回のランキングには、利益の共有が初めて9位にランク入りした。

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