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チリ:Teck、Quebrada Blanca銅・モリブデン鉱山拡張計画の環境影響評価手続きを一時撤回
2012年7月9日、Teck Resourcesはチリ第Ⅰ州にあるQuebrada Blanca鉱山第2次拡張計画の環境影響調査書(EIA)の評価手続きを一時撤回すると発表した。Teck ChileのClaudia Onetto総務部長によると、プロジェクト対象地域の水と植生についての追加情報を環境評価局より求められている。同社は当局からのコメントを精査した上で再申請を行う予定である。また、メディア報道によると、先住民族の集落が近くにあることから、Teckは先住民族開発公社(CONADI)から同計画が先住民族の生活に影響を及ぼさないことを証明する資料を提出するよう求められている。
Quebrada Blanca鉱山第2次拡張計画は浅成鉱床下に分布する初生鉱床を採掘する計画であり、マインライフ39年で銅20万t/年、モリブデン5千t/年の生産が見込まれている。2011年の同鉱山の銅生産量は6.34万tである。
