中国：「電工用火法精錬再生銅ワイヤロッド」標準を公布

　現地報道によると、江西省の江鎢新型合金材料有限公司が起草した「電工用火法精錬再生銅ワイヤロッド」(原文日本語漢字表記では「電工用火法精錬再生銅線坏」)の国家標準審議を通り、工業情報化部が公告したと2012年7月11日に報道された。正式施行は2012年11月1日となる。公告番号は2012年第20号で、標準番号はYS/T 793-2012。
　江鎢新型合金材料有限公司は再生銅直接利用分野では中国で先進技術を有し、2010年11月に全国有色金属標準化技術委員会の推挙を経て案を起草していた。2012年6月29日に、中国内のメディアでは「再生銅ワイヤロッド標準、まもなく発表か」と報じていた。
　中国では、中小電線メーカーによる汎用電線の品質の悪さの一因として、再生銅製造上の導電率の悪さが指摘され、標準化が要請されていた。