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ニュース・フラッシュ

2012年7月16日 メキシコ 高木博康

グアテマラ:大統領がロイヤルティを5%に引上げと表明

 2012年7月13日付け業界紙等によると、グアテマラOtto Pélez大統領は、ロイヤルティを5%に引き上げる鉱業法改正案を8月に国会に提出する旨表明した。
 2012年6月、エネルギー鉱山省は、関係者間で2012年2月に合意したロイヤルティのボランタリーな引上げの法制化、鉱業公社の創設、鉱業開発における地元との合意形成のための鉱業委員会の創設、閉山時の環境への対応に関する補償制度の創設等からなる鉱業法の改正案を国会に提出する旨公表していた。
 2012年2月のボランタリーな合意ではロイヤルティは加Goldcorp社のMarlin金・銀鉱山については5%でその他の鉱山については4%とされていた。
 2012年7月には業界団体とエネルギー鉱山省とで鉱業公社の創設等について意見交換の場も設置されており、大統領が発言したロイヤルティの更なる引上げについてもこの場で議論されるとことなると思われる。
 グアテマラにおいては、加Goldcorp社のMarlin金・銀鉱山が操業する他、同社のCerro Blanco金プロジェクト、加Tohoe Resources社のEscobal銀プロジェクト、露Solway GoupのFenixニッケルプロジェクト、加Anfield社のMayaniquelニッケルプロジェクト等が存在している。

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