ニュース・フラッシュ
2012年7月16日
バンクーバー
片山弘行
加:BC州証券委員会、Barkerville社Cow Mountainプロジェクトの資源量に疑問を呈する
Barkerville Gold Mines Ltd.(以下、Barkerville社)は、2012年7月11日、BC州証券委員会から同社のCow Mountainプロジェクトの資源量算出方法等に関して懸念を表明されたことを公表した。
Barkerville社は、2012年6月28日に、Cow Mountainプロジェクトの資源量を発表したところ、7月4日にBC州証券委員会から概測資源量の算出方法及び探鉱ターゲットに関する追加情報を要求するレターを受領したとしている。このレターに対して、同社は直ちに資源量算出の元となったドラフト版の技術レポート(未完成かつNI43-101未準拠)を提供した。本追加情報の提供を受けて、BC州証券委員会は、資源量算出に使用された手法、パラメータ、仮定に関して以下の懸念を表明した。
・ ボーリングサンプルの分析値が資源量算出前にコンポジット処理されていない
・ 2011年のボーリングが高品位の金の薄層が多いにも関わらず、上限を設定するキャッピングの処理を行っていない
・ 金が胚胎される地質構造による制限を加えていない
・ キャッピング未処理及び地質構造の未制限により、資源量が過大評価されている可能性がある
・ カットオフ品位の未設定
Barkerville社は、NI43-101準拠の完成版の技術レポートが入手可能となり次第、速やかに証券委員会に提出するとし、この正式版の技術レポートが証券委員会の懸念を解消するものとしている。
Barkerville社が6月28日に発表したCow Mountain金プロジェクトの概測資源量は、6,260万t(平均金品位5.28 g/t)であった。
