中国：広東省、レアアース産業統合が加速

　安泰科によると、2012年7月7日、広東省の韶関市、河源市、汕尾市等の各市政府は、広東省稀土産業集団と協力枠組協定に調印した。現在、広東省ではレアアース資源の統合に力を注いでおり、協定調印によりレアアース資源の管理が強化されると共に、業界の持続的かつ健全発展が図られることとなる。
　同省政府の計画では、今後、広東省稀土産業集団を中心に、韶関市、河源市、梅州市、汕尾市、茂名市、肇慶市、清遠市、掲陽市などの資源を有する地元政府及び関連企業が協力して、資源地に開発企業を設立し、合理的な利益の共有を図り、資源の集中的な開発・管理及び鉱産物の生産を集中的に行う。
　工業情報化省陳燕海原材料司長は「協定は、広東省の産業集積度を高め、合理的採掘に必要な措置であり、省のレアアース産業の持続的かつ健全な発展を図られる」と話した。
　また広東省許瑞生副省長は「協定により、資源を効果的に保護し、合理的に利用することは、資源を有する優位性が広東省経済発展に役立つ」と話した。