ニュース・フラッシュ
2012年7月20日
サンティアゴ
縫部保徳
チリ:CODELCO副総裁、電力問題によるチリの競争力喪失を懸念
メディア報道によると、CODELCOのThomas Keller副総裁は電力供給の安定化が図られず、かつ、電力価格競争力に欠ける状況が続けば、世界最大の銅生産者の地位を守ることは難しいと述べた。CODELCOの電力費は最近5年間で40%上昇しており、操業コストの14%を占める。電力コストの問題は、2014年末操業開始予定のSalvador事業所San Antonioプロジェクト実施可能性に影響を及ぼしている。チリ北部にはCODELCOのプロジェクト以外にも電力問題のために実現が危ぶまれている鉱山開発プロジェクトがある。