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ロシア:関税同盟諸国の利益を考慮し国内冶金分野を保護すべきとの見解
2012年7月17日付け現地報道によると、プーチン大統領が開催した鉄鋼業発展に関する会議でマントゥロフ産業貿易大臣は、ロシアは関税同盟諸国の利益を考慮し、WTO条件下での冶金産業の市場保護策に留意する必要があると述べた。
同大臣は、「国際市場のパートナー諸国は、公式には制限や割当制を撤廃しながら、自国の鉄鋼企業のシェア維持のため行政手段を必ず利用することになる。したがって、我々ロシアも現有生産能カ、そして当然ながら今や関税同盟諸国の生産能力も踏まえた上で、国内市場への外国製品参入に対し最大限有効な条件を作らなければならない」としている。
同大臣によると、現行の市場保護策を積極的に改善する必要があるとし、「私の考えでは、諸外国が調査段階で積極的に事前保護策を実施しているのに、ロシアの現状はあまり正しいと言えない。我々もそうしたチャンスを持っているのにまだ活用できていない。この状況を変える必要があると思う」と大臣は述ベた。
