ニュース・フラッシュ
2012年7月24日
シドニー
栗原政臣
豪:NSW州政府、帯水層に関する指針を発表
2012年7月19日地元紙等によると、NSW州計画・インフラストラクチャー省Brad Hazzar大臣は最新の帯水層に関する指針(aquifer interference policy)を発表した。この指針は、石炭、炭層ガス、鉱山開発による帯水層への影響に対する懸念に応えるため、また鉱山業界には鉱業権申請の範囲により確実性をもたらすために整備された。
しかし、重要鉱山(State significant mine)プロジェクトについては、指針の適用を免除される可能性がある。これは、重要鉱山プロジェクトが農業及び環境面から“strategic land”に指定された地域に位置していても、パブリックビューイング、専門委員会の詳細な調査等しかるべき手続きを踏まえ一次産業省Katrina Hodgkinson大臣の勧告を受け、審査に通ることができるためである。また、大臣の勧告には拘束力はなく、重要鉱山プロジェクトの承認は、独立したPlanning Assessment Commissionが担うことになる。NSW州灌漑協議会の代表は、大臣の勧告を拘束力のあるものにするよう求めている。
