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- 金 ベースメタル
ベトナム:金鉱山会社、ベトナムにおける鉱山操業の困難さを指摘
2012年7月24日、ハノイで開催された“採取産業透明性イニシアティブ”の会合で、ベトナムで唯一の外資系鉱山として操業されているPhuoc Son金鉱山のKha氏が発表したところによると、ベトナムにおける金鉱山操業の困難さとして以下の3点があげられる。
① 目まぐるしく変わる鉱業税制に関する法律や政策、または不十分な金融政策が鉱山会社の資金調達を難しくし、許認可にかかる時間が鉱山の生産計画に影響を及ぼす。
② 金鉱山の場合、資源税が売上の15%、環境保護税が売上の1.5~2.2%、ロイヤルティが売上の2~3%程度、更に法人税が粗利益の40%で、様々なリスクを抱える鉱山業には重い税負担となっている。
③ 地域住民に環境保全の義務が浸透してなく、一部の住民が金の不法採掘に走り、周辺環境の汚染を招き会社の操業活動を妨げている。
Phuoc Son金鉱山は、2006年から操業を開始したBong Mieu金鉱山と共にベトナム中部クアンナム省にあり、2011年には両鉱山合計で42,868 ozの金地金を生産した。両鉱山共にトロントのOlympus Pacific Minerals社が80%以上の権益を保有している。
