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ニュース・フラッシュ

2012年7月30日 メキシコ 高木博康

メキシコ:2011年、鉱業生産額は対前年比45%増、鉱業投資額は対前年比69%増:過去最高

 2012年7月25日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は年次報告書において、2011年の鉱業生産額は対前年比45%増の201.48億US$、2011年の鉱業投資額は対前年比69%増の56.12億US$となり、ともに過去最高を記録した旨を発表した。
 生産額増加の要因は、金、銀等の価格の高騰に加え、2010年6月にストライキが解決したGrupo MexicoのBuenavista銅鉱山の生産回復、2010年9月に商業生産を開始した加GoldcorpのPeñasquito多金属鉱山の生産本格化、多くのプロジェクトが生産段階に移行しつつあること等にあるとしている。
 また、2012年の鉱業投資額は対前年比36%増の76.47億US$と見込んでいる。
 なお、メキシコ国立統計情報院(INEGI)による2011年の主要な金属鉱石の生産量(確定値)は、下表のとおりとなっている。

  2011年 2010年 前年比(%)
金 (kg) 88,649 79,376 +11
銀 (t) 4,778 4,410 +8
鉛 (t) 223,717 192,062 +16
銅 (t) 443,621 270,136 +64
亜鉛 (t) 631,859 570,004 +11
鉄 (千t) 12,806 13,988 -8
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