ニュース・フラッシュ
2012年7月30日
ロンドン
小嶋吉広
南ア:水資源・環境大臣、坑廃水処理は汚染者負担の考え示す
Mpumalanga州Carolina市で発生している坑廃水によると見られる土壌汚染問題に関し最高裁判所は2012年7月26日、地域一帯の水道水は健康被害のおそれがあり飲用不適であると発表するとともに、Calorina市に対し地域住民への飲用水提供を指示した。Calorina市にはBHP-Billitonが所有するUnion石炭鉱山があるが、同石炭鉱山と今回の土壌汚染問題とは関係がないとBHP-Billitonはコメントしている。
この問題に関しMolewa水資源・環境大臣は現地紙のインタービューに応える形で、坑廃水処理に要する費用は汚染者が負担するべきであり、国の予算を使うことは適切でないという考えを示した。同省は2012年度、Witwatersrand地域での坑廃水処理費用として430百万ランド(約52百万US$)が予算措置されている。
