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インドネシア:台湾の義聯集団、フェロニッケル工場建設を発表
中国紙が2012年8月1日に報道したところによると、台湾の著名なステンレスメーカーである義聯集団は、100億新台湾$(3.3億US$)を投資して、インドネシアの鉱業グループとインドネシアにニッケル鉱山とフェロニッケル工場を建設する。既に合作意向書の署名も終え、2012年中にもプロジェクトがスタートする見込み。
台湾義聯集団の傘下企業である燁聯鋼鉄股分有限公司は台湾最大のステンレスメーカーで、年産100万tの生産能力を有している。また、同公司の全出資企業の広東聯衆不銹鋼材料有限公司の生産能力は200万tで、総計300万tのステンレス生産能力を有し、世界の生産量3,300万tの10%近くのシェアを有し、アジアで3位、世界でも4位のステンレスメーカーである。
ニッケルはステンレスの主要原料であり、近年、義聯集団は積極的に上流分野の開拓に努め、福建省の寧徳に96億新台湾$(3.2億US$)でニッケル合金工場を建設している。ニッケル鉱山への投資は原料の供給を保証し、世界市場での競争力の強化となるものと見られる。
義聯集団によれば、インドネシアのニッケル鉱山プロジェクトの産品は福建省に向けた輸出が予定されている。
