ニュース・フラッシュ
2012年8月12日
モスクワ
大木雅文
カザフスタン:産業新技術省、Rio Tintoと戦略的協力関係確立の包括協定を締結
2012年7月31日付け現地報道によると、カザフスタン共和国産業新技術省とRio Tinto(本社:ロンドン)は、戦略的協力関係確立の包括協定を締結した。同省ヌルラン・サウランバエフ次官によると、主な共同事業分野となるのは地質調査である。
同省が戦略的パートナーに決定したRio Tintoは約1億US$を投資すると見られ、資金は先端技術の移転、カザフスタンにおける新規鉱床探査方法、国内専門家の育成、地質インフラ整備に充てられる。技術移転は、Rio Tintoの資金提供による大深度鉱床向け試験的地質調査プログラムの実施を通じて行われる。Rio TintoのChris Welton中央アジア地域代表は、「この協定締結はRio Tintoが目指すカザフスタンとの長期協力の礎を築くものである」としている。