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ニュース・フラッシュ

2012年8月13日 北京 土居正典

中国:環境保護部、年内に重金属排出総量制限指標設定の見込み

 安泰科によれば、環境保護部は、2011年から関係する科学研究院へ、関連企業からの重金属廃棄物排出量に関する研究を委託してきた。同部は、2013年に実施される「重金属汚染の総合的な防止に関する第12次五カ年計画」中間評価に備え、関連産業政策及び環境保護政策により、排出される水銀、クロム、カドミウム、鉛及び砒素などの重金属排出総量制限指標を企業に示達する方針である。
 2007年に実施された汚染発生源一般調査結果では、中国国内には150か所の汚染発生源が確認された。この汚染発生源の95%以上からの排出実績を基に、排出総量制限指標が設定される。対象とされる産業は、①非鉄金属の採掘・選鉱、製錬、②鉛蓄電池、③化学工業原料などが含まれる模様である。

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