ニュース・フラッシュ
2012年8月20日
リマ
岨中真洋
ペルー:休廃止鉱山鉱害件数が増加
2012年7月17日付け地元紙等によると、地質鉱業冶金研究所(INGEMMET)のLuna鉱区台帳局長は、ペルー国内の休廃止鉱山鉱害登録件数が8,000件に増加したことを明らかにした。2011年8月時点における登録件数は6,847件だったが、その後新たな鉱害が追加され、件数増加となった。鉱害が最も多く存在しているのはAncash県で、次にApurimac県、Arequipa県、Ayacucho県と続いている。
De Echave前環境対策次官は、これら鉱害がもたらす経済的インパクトの厳密な調査が未だ行われていないとしたほか、鉱害対策に向けたエネルギー鉱山省、環境省及び地方自治体の連携が欠如していると指摘した。