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ニュース・フラッシュ

2012年8月20日 バンクーバー 片山弘行

加:カナダ証券管理局、予備的経済性評価に関する定義を明確化

 カナダ証券管理局は、2012年8月16日、鉱業関連企業の間で混乱が認められる予備的経済性評価書(Preliminary Economic Assessment,PEA)の定義について、証券管理局の立場を明確にした「Staff Notice 43-307 Mining Technical Reports-Preliminary Economic Assessments」を公表した。
 2011年6月に発効された情報開示基準NI 43-101において、証券発行者にとって柔軟性を高めることを目的に、初期探鉱段階の結果や概念的な経済性評価を記述するPEAについて定義を改定したところ、証券発行者の中には意図しない形でPEAを開示する者があったため、今回証券管理局の見解を明確化した。
 今回公表されたStaff Notice 43-307では、PEAは経済性評価書(feasibility study)やプレFS(pre-feasibility study)の代替とはならないことなどが明確化された。

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