ニュース・フラッシュ
2012年8月20日
ロンドン
北野由佳
DRCコンゴ:違法小規模鉱山で地滑り、60名以上が死亡
各社の報道によると、DRCコンゴ北東部の金鉱で2012年8月13日、地滑りによりシャフトが崩壊し、60名以上が死亡した。事故が起きたのはOrientale地方のMambasa地区で、違法鉱山労働者が小規模採掘を行っており、シャフトは地下100 mの深さであった。同地区は反政府グループMai Mai Morganの管理下にあるため、政府による救出活動に困難が生じたとされている。DRCコンゴ東部では武装グループが違法な小規模採掘を行っており、いわゆる「紛争鉱物(conflict minerals)」を一掃しようとする世界規模での取り組みにもかかわらず、紛争鉱物が武装グループの資金源となっているとされる。
