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ブラジル:Beadell社、Anglo Americanと鉄鉱石共同開発で合意
Beadell Resources社(本社パース、以下Beadell社)とAnglo Ferrous Amapá Mineracao社(Anglo America子会社、以下Amapa社)は、Amapa州にある、隣接する鉄鉱石、金鉱区における相互協力による開発を行うための協定書を締結した。Beadell社のTucano金プロジェクトとAmapa社のAmapa鉄鉱石プロジェクトは、鉱区が隣接し、鉄鉱石と金の鉱床が連続しているので、両社は、お互いの鉱石の相互オフテイクを行う。これにより、両社は、金鉱石と鉄鉱石を融通し、効率的生産とコスト削減を行うことができる。両社の協定の概要は以下のとおりである。
① 鉱石オフテイク協定:Beadell社のCIL金回収プラントに隣接して設置される磁力選鉱プラントで回収される高品位鉄鉱石について、Amapa社がオフテイクすることができる。予備試験では、高品位鉄精鉱(鉄品位65%)が500千t/年回収できる。
② 同開発協定:Beadell社の金採掘場で発生する鉄鉱石の低品位鉱(鉄カットオフ品位25%)のオフテイクに関するもので、これにより金鉱石開発時の廃石発生量を抑制でき、金生産コストを20~30 US$/oz引き下げることができる。
③ Duckhead協定
Amapa社のDuckhead鉱区で採掘される高品位金鉱石をBeadell社がオフテイクするための協定で、予測資源量は115千oz(金品位17 g/t)である。
④ 鉱協定(改定)
既存の探鉱協定の改定版で、Amapa社がBeadell社側の探鉱鉱区で探鉱するための協定である。
