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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年8月24日 ロンドン 北野由佳

南ア:Marikana鉱山での暴動後の南ア白金鉱山の動向

 白金生産大手LonminのMarikana鉱山で南ア全国鉱山労働組合(NUM)と鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)との間の勢力争いが一因となり暴動が起きたが、その余波と見られる労使交渉が同国の他の白金鉱山でも発生した。
 南アRoyal Bafokeng Platinum社のBafokeng Rasimone鉱山では、2012年8月22日に賃上げを求める鉱山労働者500名がストライキを開始した。鉱山経営側、労働組合、ストライキグループ代表者による話し合いの結果、賃金に関する既存の3年契約を継続することで合意に達し、8月23日の夜間シフトから通常の操業が再開された。
 南アAnglo American Platinum社では、8月17日に、Thembelani鉱山の労働者が賃上げを求める要望書を鉱山経営側に提出した。8月24日の午前に労働者100名がシフトの開始を拒否したが、数時間後には労働に復帰し、生産に直接的な影響はなかったとされる。
 一方、南アImpala Platinum Holdings社(Implats)では、8月23日、Marikana鉱山の暴動で死亡した44名へ哀悼の意を表するため、Rustenburg鉱山での操業を一日停止した。

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