ニュース・フラッシュ
2012年8月24日
調査部
渡邉美和
中国:湖北省等5省が連合した燐鉱石管理、採掘総量コントロール等打ち出す
2012年8月23日、湖北・湖南・四川・雲南・貴州の5省は、連合しての燐鉱石資源管理について政策を打ち出した。重点は、燐鉱石採掘に関わる年間総量コントロール、燐鉱石の合理的開発利用の促進、燐鉱石の採掘選鉱に関わる新プロジェクトや拡張に際しての要求事項のアップなどである。開発参入条件なども強化する。現在、中国の燐鉱石資源は上記5省で国内資源量の78.3%、国内生産量の92%を占めている。今回の政策により、産業集中度は高まり、鉱山規模は、大、中、小型の燐鉱山は、それぞれ年間で、50万t、30万t、15万t以上とすることなどが条件となる。
採掘に関わる年間総量コントロールの具体的数値や方策についてまだ詳細は不明である。