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ニュース・フラッシュ

2012年8月26日 モスクワ 大木雅文

カザフスタン:地下資源利用分野の手続き簡素化を検討

 2012年8月21日付け現地報道によると、ビジネスに対する行政上の障壁撤廃に関する大統領の指示を遂行するため、イセケシェフ産業新技術相は同省関係部署に対し、2012年9月末までに地下資源利用分野の手続き簡素化メカニズムを策定するよう指示した。
 現行規則では、直接交渉に基づく地質情報提供の手続きは対象物件1件につき200日以上かかる。イセケシェフ大臣はこれを平均40日まで短縮するよう指示した。 また、入札に基づく地質情報提供の手続き期間は70日から20日へと3.5分の1に短縮する。地下資源利用の対象とならない物件に関する地質情報提供手続きもほぼ同程度短縮する。現在、地質情報取得と座標値による対象物件の位置確定の申請書を委員会に提出した時点から申請者が必要な情報を得るまでに150日以上を要する。この全手続き時間を約3分の1に短縮する必要があるとしている。
 近年、手続き簡素化に対する要望が、外国企業を含む地下資源利用企業よりなされていた。
(ニュースフラッシュNO.12-18(2012年5月16日)を参照のこと。)

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