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ニュース・フラッシュ

2012年9月2日 モスクワ

ロシア:Norilsk Nickel、2016年までに鉱物原料基盤の発展に約1,200億ルーブル投資へ

 2012年8月25日付け現地報道によると、鉱物原料基盤の発展はNorilsk Nickel(本社:モスクワ市)の優先事項の一つであり、そのために2011年に130億ルーブル、2012年には177億ルーブルを投資し、2016年までに計約1,200億ルーブルの投資が予定されている。特に鉱床の開坑・開発、新規施設建設、設備近代化、機器の新規購入に充てられる。2012年、同社の鉱山事業所は、総額32億ルーブルの各種用途の自走式ディーゼル機器122点を購入する。
 同社は2025年までの生産発展戦略に従い、鉱物原料基盤の補充及び大深度層における採鉱拡大に向けた一連の方策を実施する。そのため、Komsomolsky鉱山では2025年までに鉱石全種の採掘量を860万t/年に拡大するプロジェクトが実施されている。Komsomolsky鉱山のSkalistaya採鉱場では深さ2,056 mと2,052 mの2本の立坑建設が行われており、2017年と2019年に完成予定である。これらはロシア最深の立坑となる。この立坑により年間150万tの鉱石の地上への運搬、労働者や資機材の送達が可能となる。このプロジェクトの技術革新部分は、深層で40 ℃に達する気温の空調システムである。

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