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ニュース・フラッシュ

2012年9月3日 ジャカルタ 高橋健一

インド:Vedanta Resources、インド政府保有のHindustan Zinc社及びBalco社の株式取得額を引き上げ

 2012年8月30日付け各社報道によれば、非鉄大手Vedanta Resources社(LSE上場)は、インド政府が保有するアルミ企業Hindustan Zinc社(HZL社)及びBharat Aluminium Co Ltd(Balco社)の株式取得額に関し、従来の政府への提案額1,727.5億インド・ルピー(約32.8億US$)から25%引き上げた2,163.5億インド・ルピー(約39.3億US$)で再提案する。今回の引上げは株主総会に諮られ、承認が得られたもので、2013年8月9日までの1年間有効となる。またこの再提案額は、政府が売却額の目標としている3,000億インド・ルピーの3/4に相当する。Vedanta Resources社のこれまでの政府への提案額の2社内訳では、1,549.3億インド・ルピーをHZL社の政府保有株29.5%に、178.2億インド・ルピーをBalco社の政府保有株49%の取得に充てる予定であったが、HZL社株式は20%増の1,860.6億インド・ルピー、Balco社株は70%増となる302.9億インド・ルピーとなった。Vedanta Resources社は子会社のSterlite Industries社を通じ、既にHZL社株式64.9%を、Balco社株式51%を所有し、それぞれの親会社となっているが、今回の取得が進めばHZL社の約95%、Balco社の100%の株式を保有することとなる。

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