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ニュース・フラッシュ

2012年9月3日 メキシコ 高木博康

メキシコ:加Excellon社、La Platosa多金属鉱山の操業が停止している問題でエヒードとの交渉を再開

 Excellon Resources Inc.(本社:トロント)は、メキシコ・ドゥランゴ州に保有するLa Platosa多金属鉱山においてエヒード(土地を保有する農業共同体)の抵抗で鉱山の操業が停止している問題に関し、エヒードとの交渉が再開される旨2012年9月6日付け同社HPにおいて公表した。交渉はメキシコシティで行われ、連邦政府及び州政府も同席する。土地の賃借料の解釈の問題、エヒードへの飲用水の提供が国家水委員会の許可が得られずに出来ていないこと等が議題となる。
 この抗議活動は、労働者による選挙に敗れたメキシコ鉱山冶金労働組合(SNTMMEERM)の扇動により2012年7月上旬からエヒードが鉱山の入口を封鎖し、鉱山の操業が停止しており、7月26日から会社側とエヒード側の交渉が中断していた。8月末には国防軍及び連邦・州警察の介入により入口封鎖を解除した。
 同鉱山の2011年の生産量は、銀40.7 t、鉛 2,962 t及び亜鉛 3,935 tであった。

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