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ニュース・フラッシュ

2012年9月4日 シドニー 栗原政臣

豪:WA州パースにてアフリカ鉱業投資大会Africa Downunder 2012開催

 2012年8月29日~31日の3日間、WA州パースにおいてアフリカ鉱業投資大会Africa Downunder 2012が開催された。同大会は、アフリカ以外の国で開催される鉱業投資大会としては世界最大規模のもので、今年は約2,500人が参加し、150件以上の展示ブースが出展された。Africa Downunderは、2003年に第1回会合が100名程度を集めて開催されて以来、回を重ねるごとにその規模を拡大、近年ではアフリカ各国の大臣・次官等鉱山当局幹部が多数参加するようになっている。第10回目の開催となった今年はアフリカ17カ国の鉱山大臣・次官等の政府高官、28カ国からの訪問団が参加した。講演数80件、その内、アフリカの大臣と豪州政府高官による講演は約20件に及んだ。豪州側からは、Bob Carr外務大臣、前首相であるKevin Rudd下院議員ら政府関係者が講演、シャドーキャビネットの外務大臣等も参加していた。
 Carr外務大臣は、豪州ほどビジネスに適した場所はない、とした後、鉱山開発で大切なのは、整備された法制度、ガバナンス、持続可能な環境対策及び技術労働力であり、豪州は100年以上にわたり各制度を整備してきた。豪州には、それらの経験をアフリカ諸国と共有する義務がある、と述べた。
 一方、今年のAfrica Downunderの参加者数が、豪州最大の鉱業投資大会Diggers & Dealersの2,400人を超えたこともあり、Minerals Council of AustraliaのMitch Hooke CEOは、鉱山会社は高コストの豪州からアフリカを目指そうとしている、とコメントしている。

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