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ニュース・フラッシュ

2012年9月7日 メキシコ 高木博康

グアテマラ:鉱業公社の創設、ロイヤルティの引上げ等を規定する鉱業法改正案を国会に提出

 2012年9月5日付け業界紙等によると、エネルギー鉱山省は、鉱業法改正案を国会の環境委員会に提出したが、改正案には40%までの権益保有が可能な鉱業公社の創設、ロイヤルティの引上げ等の規定が含まれている模様である。
 2012年6月、グアテマラÉrick Archilaエネルギー鉱山大臣は、鉱業公社の創設、ロイヤルティの引上げ等を内容とした鉱業法改正案を7月に国会に提出することを表明していた。その後、鉱業公社の創設に関し様々な民間団体から反対意見が表明され、8月にエネルギー鉱山省は鉱業公社の創設を断念する旨表明していた。ロイヤルティの引上げについては、既に2012年2月に政府と鉱業会議所が合意したボランタリーでの1%から4%(Gordcorp社の保有するMarlin金・銀鉱山については5%)への引上げに法的根拠を持たせるものと見られていたが、ある弁護士によると10%に引き上げる内容になっているとのことである。
 同国においては、Goldcorp社の保有するMarlin金・銀鉱山及び地元資本のEl Sastre金鉱山が操業し、加Tahoe Resources社の保有するEscobal銀プロジェクト、Goldcorp社の保有するCerro Branco金・銀プロジェクト及びロシアSolway Groupの保有するFenixニッケルプロジェクトが開発中である。

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