ニュース・フラッシュ
2012年9月10日
バンクーバー
大北博紀
米:Teck、コロンビア川米国側上流域の環境汚染を認める
Teck(本社:バンクーバー)は2012年9月10日、子会社のTeck Metals Ltd.(以下、TML社)を被告とするコロンビア川米国側上流域の環境汚染に関する米国の包括的環境対策・補償・責任法に基づく民事訴訟手続きの特定の申し立てについて、原告と契約を締結したと公表した。
Teckは契約の中で、原告を勝訴に導く必要条件となると思われる事実「1896年から1995年の間にBC州Trail製・精錬所から排出されたスラグ及び排水中の有害物質がBC州から米国に流れるコロンビア川の米国側上流に堆積し、米国内に環境汚染の影響が出ていること」を認めた。
TML社のスーパーファンド法による浄化費用の負担総額は、Teck American Incorporatedが米国環境保護庁との合意に基づき2006年から実施しているコロンビア川の米国側上流の環境状況修復調査及びFSの完了が予定されている2015年に決定すると見込まれている。
