ニュース・フラッシュ
2012年9月10日
バンクーバー
片山弘行
加:ケベック州、資源超過利潤税の導入を公約に掲げるケベック党に政権交代
2012年9月4日、カナダ・ケベック州で州議会議員選挙が実施され、ケベック分離主義派のケベック党(Parti Quebecois)が与党となり、政権交代となった。
ケベック党はその公約集である platformにおいて、鉱業政策に関して、ロイヤルティ導入(生産量総額の5%)、超過利潤税(30%)の導入、鉱業を始めとするプライベートセクターへの公的資金投入の削減、を公約として掲げている。
今回の選挙で、ケベック党は全125議席中54議席と第一党となったものの過半数には届かないマイノリティ政権であるため 、公約が文字通り実施される可能性は低く、資源業界からは急激な政策変更はないだろうとの希望的観測が聞かれている。
