ニュース・フラッシュ
2012年9月10日
バンクーバー
片山弘行
加:天然資源大臣、資源産業のカナダ経済への影響を強調
カナダの連邦天然資源省Joe Oliver大臣は、2012年9月6日、カナダ経済への天然資源産業の貢献について発表を行った。
Oliver大臣は、天然資源産業部門における直接雇用約80万人に加え、関連産業としてカナダ全土で80万人の雇用があったことを発表するとともに、この160万人の雇用はカナダにおける全雇用の約10%を占めるものであり、資源部門がカナダ経済に与える影響が大きいことを示すものであるとした。
また、エネルギー・鉱業・林業の合計で、カナダの2011年名目GDPの15%を占め、これらの産業部門が購入する財・サービスは名目GDPの約4%となり、カナダの経済活動のうち約20%が天然資源産業が推進役となったものであるとしている。これにより毎年何十億ドルもの歳入が政府にもたらされ、我々の生活の質の根幹を成しているヘルスケア、教育、その他重要なサービスに充てられているとしている。
さらに大臣は、今後10年で約6,500億C$に及ぶ600以上の天然資源プロジェクトが予定されているとも発表している。