インドネシア：Norilsk他ロシア企業、精製錬所、鉄道建設など数十億US$規模の投資計画

　2012年9月6日付け地元報道によれば、ロシア企業による総額数十億US$の大規模なインドネシアへの投資が計画されている。在インドネシア・ロシア大使が示したもので、ニッケル大手Norilsk Nickel及びアルミ大手Rusalによる精製錬所建設の他、国営鉄道Russian Railwaysによる鉄道建設も挙げられており、2014年には50億US$規模のロシアからの投資を見込んでいるとしている。今回示されたそれぞれの計画内容は、次のとおり。

・ Norilsk Nickel：投資額20億US$による銅及びその他の非鉄金属の製錬所建設計画。現在経済性などを検討中。

・ Rusal：発電プラントを含むボーキサイト鉱石又はその他の非鉄金属の精製錬所建設計画。現在ローカル・パートナーと計画を検討中。

・ Russian Railways：投資額24億US$による東カリマンタンでの石炭輸送のための鉄道建設計画。操業開始2017年を予定。今年2月地方政府とMOUを調印し、現在FSを実施中。

　今回示されていないが、同じくロシア企業のSolway Industries社も、ハルマヘラ島でのニッケル製錬所の建設を計画している。