ニュース・フラッシュ
2012年9月11日
シドニー
伊藤浩
豪:鉱業分野への投資はピークを過ぎるも経済成長の鍵
2012年8月31日付け地元紙は、地元経済アナリストが豪州の鉱業分野への投資がピークを向かえつつあるとコメントしている旨を報じている。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のアナリストは最新の投資動向調査の結果を踏まえ、2012年度の鉱業投資額は2011年度の投資額810億A$の40%増になると予測されるがこれは3ヶ月前の予測(2011年の投資額の45%増)を下回っているとコメントしている。また、同アナリストは、鉱業産品の価格低下、操業コストの上昇、豪ドル高等の要因により大規模プロジェクトが延期されている等の状況から投資額は2013年以降に緩やかにピークを向かえると予測しつつも、鉱業分野への投資は引き続き豪州の経済成長の鍵となるものであるとコメントしている。