豪：資源エネルギー分野への投資プロジェクト、遅延の見込み

　2012年9月4日付地元紙によると、2012年5月24日に発表された連邦資源エネルギー・観光省・資源エネルギー経済局(BREE： Bureau of Resources and Energy Economics)による資源エネルギー分野に対する投資のうち、Advancedプロジェクト に次ぐ2番目のカテゴリーであるLess-Adveancedプロジェクトのうち12プロジェクトに計画の遅れが見込まれる。これらのプロジェクトの価値は約1,000億A$と見積もられており(Less-Adveancedプロジェクト全体で2,424億A$)、資源ブームにさらにマイナス影響を与えると予想している。プロジェクト遅延の理由としては、コモディティ価格の下落、労働力及び建設コストの上昇があげられており、これらを理由に企業は巨額な資本の投入に不安を抱えているとしている。
　2012年Q2の探鉱費の支出も減少している。豪州統計局(Australian Bureau of Statistics)によるとWA州及びQLD州における探鉱費の減少で2012年Q2の探鉱費は史上最高額を記録した前期より5,300万A$減の10億200万A$となった。