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ニュース・フラッシュ

2012年9月17日 バンクーバー 大北博紀

加:カナダの探鉱会社の役員報酬、2012年は減少傾向

 2012年9月13日付け地元紙等によると、調査会社のCoopers ConsultingとPWCが実施した2012 Mining Industry Salary Surveyの調査結果から、カナダの探鉱会社の役員報酬が2012年は減少傾向にあると報じている。
 カナダの探鉱会社役員の2012年平均報酬合計は767,000 C$と2011年の826,000 C$から7%減少している。内訳は平均基本給が2012年は490,000 C$と2011年の486,000 C$とほぼ同額であるが、平均ボーナスが2012年は370,000 C$と2011年の540,000 C$から31%減少しているため、役員報酬は減少傾向にある。
 調査ではその他に、

・ 役員の97%が現金ボーナスの受給対象であるが、実際に受け取ったのは76%であること

・ 鉱山職員の80%が何かしらのインセンティブの受給対象であり、受給対象者は2011年の59%から増加していること

・ 2011年卒の新規鉱山技術者は70,000 C$の初任給、1~2年経験を得た場合は76,000 C$、その後は90,000 C$の基本給が予想されること

・ カナダ西部の探鉱会社の給与は、カナダ東部に比べ一般的に多く支払われていること

・ 石炭鉱山は工業及び他の鉱業に比べ給与が高く、ベースメタル鉱山は給与が低いこと

等が報告されている。

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