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- 鉱種:
- 鉛 ベースメタル
中国:華北最大の廃棄鉛蓄電池処理設備、河北省保定市で竣工
現地報道によると、2012年9月17日、華北で最大となる廃棄鉛蓄電池処理設備が、河北省保定市安新県で竣工、生産開始となる。これは、廃棄鉛蓄電池の自動解体などを備えた総合回収利用基地となるもので、現地の安新正旭有色金属有限公司と香港の深資源投資有限公司が共同で2.5億元(39百万US$)を投資して完成したもの。生産ラインにはイタリアEngitec 社のCX破砕分級選別システムを導入、省エネ、高回収率、作業及び排出に関する環境適応を具えた設備で国際水準に到達している。既に試運転を終え、各設備は順調に稼働し、後は正式の生産開始を待つばかりとなっている。生産開始になれば、廃棄鉛蓄電池を18万t/年処理できる。
統計によれば、2011年の中国の再生鉛生産量は135万tで、鉛地金生産量の33%を占めている。再生鉛生産基地としては安新県プラントの規模は大きく、業界ではこれまでに完成している広東清遠、山東臨沂に並ぶ三大非鉄金属集散地となる。
