ペルー：Apurimac県、Xstrataに対し社会基金への拠出増額を要請

　2012年9月18日付け地元紙によると、Apurimac県のSegovia知事は、Xstrata Copper社に対してLas Bambas銅プロジェクト社会基金への拠出の増額を要請するため、2012年9月18日にリマを訪問する予定となっている。Segovia知事は、Las Bambas銅プロジェクトがApurimac県に対してより多くの拠出を行うことで、同県の発展に協力するべきだとし、Xstrataとの交渉を通じて双方が納得できる結論を出したいとの考えを示した。
　一方Xstrata Copper社は、Las Bambas銅プロジェクト社会基金に対して既に6,350万US$を拠出し、プロジェクト影響下にある地域の発展に寄与してきたとの発表を行っている。
　なお、Apurimac県知事は同基金の管理体制に関しても変更を求める見通しのほか、さらにJimenez首相やCastilla経済財務大臣とも面会し、同県内におけるインフラプロジェクト実施に必要な中央政府側の審査を迅速に行うよう要請する予定である。
　Xstrataは、Las Bambas銅プロジェクトに42億3,000万US$を投資し、2014年から操業を開始する計画である。