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ニュース・フラッシュ

2012年9月24日 バンクーバー 大北博紀

加:探鉱会社のM&A件数、2012年上半期は前年同期より減少

 2012年9月20日付地元紙等によると、PWC社の調査結果から2012年上半期の探鉱会社のM&A件数は前年同期より減少していると報じている。
 2012年上半期に実施された世界の探鉱会社のM&A件数は940件と前年同期の1,371件から30%減少。しかし、取引総額は790億C$と前年同期の710億C$から増加している。
 GlencoreによるXstrataへの536億C$のオファーを除くと、2012年上半期のM&A市場の中心はカナダの探鉱会社であった。景気が低迷する中、探鉱各社は規模の小さいライバル会社を買収するために評価額の低迷による株安のアドバンテージを利用している。また探鉱会社はプロジェクトの資金調達に独創的な方法を見つけている等が報告されている。PWC社の担当者は「大半の探鉱会社の金融状態は2008年から2009年の世界金融危機の間より良好である。今後数カ月間のM&A活動は、好機と生存のため拍車がかかるだろう。」と述べている。

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